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「1923」延期のお知らせ

昨年11月の「恋愛大全集」から告知してきました

プレアクト
「1923」
は諸般の都合により、延期させて下さい。お願いします。

ご無沙汰しておりました。久しぶりの更新、熊谷知彦です。
思えば、この「89年飛行」の企画を練り始めて1年が過ぎようとしているわけですが(ソロアクトを決断してから既に1年半)、この題材に関していうと、僕がとても大事にしているモチーフでもあり、また、僕自身役者として未熟者ですから、この一年だけで僕の考え方、表現の仕方、周りと取り巻く環境は大きく変わっています。そして、今年も大きく変わるでしょう。
そして、気がついたのです。次回プレアクトはもっと核心に迫ったものじゃなければ、意味がないと。つまりそれは、演出的技法をより明確に深く考える必要もあるし、役者としての技量を深める必要がある、といった意味です。で、実はある程度の演出は考えているのですが、まだパフォーマーとして技術的にそれに応えうるレベルに達していないのです。なので、ちょっと待ってください。本当のちょっとです。

で、このサイトについても当初の思惑からはずれ、ソロアクトだけに絞るべきものを、ここ最近告知や日記風に使っていて、作者としての僕が、このサイトにイライラを感じ始めてしまったので、日記は新たに作成しましたので、こちら(↓)をご覧下さい

熊谷知彦の日記「何でもひとり」

で、テンプレートも初期と同じものに戻しました。
このテンプレート、実は「見づらい」「扱いづらい」と評判が悪かったのですが、僕は普通のブログのテンプレートより、こちらの方が「舞台的」で好きです。だってこのサイトを見るためには、普段しない方向の操作をしなくちゃならないでしょ。それがやけに舞台的だなあ、と気に入ってるわけです。

というわけで、ソロアクトと関係のない記事は削除させていただきまいした。今後は最新の情報だけをアップし、その情報の賞味期限が切れたら削除させていただきます。

ま、そんなわけでソロアクトにまつわる更新をどんどんしていきたいと思っております。今後も「89年飛行」をよろしく。

2005年4月8日 熊谷知彦
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「恋愛大全集」〜11月6日(土)20時10分開演!〜

 ★はじめに…★。

以下、当日のパンフレットに記したプログラムと、この作品の解説である。しかし、プログラムと言っても、厳密に、このシーンからそれ、という区切れがあるわけではないが、もともと分かり辛い作品であるし、僕自身気分を乗せる為、敢てシーンらしきものを作った。しかし、この作品が、前回「トゥーリーのショー」と違って、モデルの女性の「お話に出てくる男達の物語」と言えども、別に明確なキャラクターを登場させているわけではないし、僕の創作のキャラクターや、僕自身まで登場しているわけだから、もう何が何だかわからない。作者の僕でさえ、もう「どれがこの人格で…」なんて説明できないし、説明するのもヤボというものだ。今作品で人は融合し、スパイラルな時間と時代を共有するのだ!ということにして下さい、ハイ。そう見えたでしょ?それがこの物語の根底を支配する考え方でもありますから。

***  以下、パンフレットの記載事項  *****

恋愛大全集

オープニング
告白
TVモニタは夜光る
ステイ!
サハラ砂漠での一週間

ボレロ
スットップ・ザ・ワールド
ケルコン
二度目のオープニング
まなざし


物語りへのアプローチ                             
「89年飛行」は、僕が初めて上京した時の家の大家さん(女性)をモデルにしたお話しであるということは、折に触れて話してきたことだから、そのことについてはあまり多くを語るまい。結果的事実として彼女にはたくさんの数奇なエピソードがあり、それは僕を不思議な気持ちにさせたということである。現実はあくまで現実であり、その感動はごくプライベートなもので、それを何とか舞台以外の表現で語ろうとしても、それは僕が表現のフィールドにしている舞台の表現とはまた違った言葉で語らなくてはならないので、それはいずれ僕が別の言葉を自分の肉体として獲得した時に語ることにしよう。
「89年飛行」で僕がやる作業といったら、僕がこの女性から受けた印象と想像の世界を舞台上に具現化することだと考えている。だから、僕がこの舞台でやりたいことは、必ずしも、その女性の「ことば」とイコールではないし、今回の「恋愛大全集」なんてその極みであると言ってよいだろう。だがしかし、僕は彼女の語ってくれた130年もの長い時間の物語を、引き出し、聞いてしまった者として、物語を引き継ぐ者として、きっとその中核たるものは伝えられるだろうと使命に燃えているのだ。それが、僕という存在だ。「恋愛大全集」は「トゥーリーのショー」より複雑な物語だ。「物語」を「ことば」で紡ぐもの、という前提で語るのであれば、今作品は「物語」でもないのかもしれない。しかし僕は考える。あのとき、女性から貰ったあの不思議な感情はきっと言葉では言い表せないものだ。だから、僕が舞台というメディアを通じて伝えられることが出来るのは、「ことば」や「意味」そのものではない。だから僕は表現という深海にどっぷり身を浸そうと思うのである。それが「89年飛行」をやる意味だ。
                                熊谷 知彦

**********************************


さて、それではこの作品がどんなだったか、舞台作品(しかもパフォーマンス作品)を説明するのは難しいのですが、観にこれなかった方々の為に、なるべく多くの写真を使ってご紹介しましょう。(今度は観にくるように!)


< オープニング >




空間の真ん中に、ぽつんとある赤い箱と使い古した手提げバッグ。向こうに14インチTVモニタが相変わらずぼんやりと「なにかしら」を映している。


引き裂く音、分裂した音と同時に目に飛び込むのは、奥の壁に映し出される混沌とした‘光’と日常的なものや非日常的な風景。そして戦場。それを背にした箱の上に見えるのは人影。


箱の上の人影は何かに怯えつつも、その暗い目でその‘光’を捉えようとする。


と、突然空間は変わり、男は愛想よく客に話しかける。自然に零れる笑み。奇妙なことと言えば、男は「喋れない」のか、声に音はない。


新聞を読み、靴下を履く。男の「母」と携帯電話で「お話し」しながら。男は電話越しには「喋れる」のか。


時間を気にする男。それを客に説明するが、そこに「声」はない。迫り来る時間。










< 「男」の告白 >




時間は刻々とその刻印を刻む。携帯電話はその主を探して‘悲鳴’をあげる。


不思議な格好の男がみんなの輪の中に登場。男は自分のことを、たどたどしく語り始める。


男は一週間以内に自分で自分の命を絶つという不治の病に侵されていてと言う。そこで男が願うのは「どうしたら時間を止められるのか」ということだが…。



男は、過去の罪を語りだす。男は昔、ある女を殺したという。その女は過去を食料にして生きていた不思議な女であると語る。



女への罪悪と自分の迫り来る死への恐怖の狭間で、男はある種特殊な気分を獲得する。

「それは、とても奇妙な体験でした。苦しさとともにやってくる幸福。あの、あえかな時間。」

その時間に身を浸す男。




<  ステイ!  >




夜の闇に浮かぶのは、TVから洩れる形容しがたい麻薬的な光。僕らに無機質なメッセージを託すのか?そしてそんな無機質な光のパレードの最中も、時は過ぎてゆくのだ。


光の中現れたのは、レインコートを羽織り、ウォークマンに没頭する男。音楽に聞き入る男のその姿はロックスターを気取ってみせるが、マスターベーションのような孤立したエネルギーの排泄のようでもある。

男は背中に何かしらの「時間」を背負いつつ、その孤独な行為を止めはしない。


`Greenlight,Seveneleven...'
男は歌い出す。始めは優しく、緩やかに。
やがて、男はその世界に没頭し、その情景の中に対象像を作り出す。

「STAY!」

男が叫ぶのは、何の為だろう?
そして、歌い声は聞こえるが、喋り声に音は無い。


男は自分で作り出した世界にカタルシスを見出すと、突然走り出し…



飛び、



落ちる。







< サハラ砂漠での一週間 >




と、突然ライブショー?あれ?トゥーリー?


俺はどこに迷い込んだんだ?


男はあゆる好奇心のトリコになる。
この世の果てはきっと、歪な、つぎはぎの世界だ。

男は、歌いはじめる。
この世の果てを相手にして。



この街は砂漠みたい
不時着したパイロットが
ゴマンといるのに…
みんな誰も知らない

ビルの森に埋もれてく僕ら
トレンチコートの襟を立てて
君は笑う
Oh haney, it's a paradise …

< 「夫」の告白 >




場面は変わって、ここは電話機のある場所。
或は世界の果ての一部。

男は風船を片手に持ち、こう宣言する。

「私は夫です。」
「私は金持ちでした。」

そして彼もまた自分の罪を告白する。

「私は、二人の妻の夫でした」


男は「妻」からの電話に迷う。彼には二人の「妻」の区別がつかない。彼には妻に関する知識が欠落している。


男は電話の向こうの「妻」に金鉱脈を掘りにインドに渡ることを伝える。
そして男は無邪気に言う。

「空を飛ぶのさ。この風船でね。」

電話を切る「妻」


「女なんてそんなもんです。とかく現実主義だ、夢がない。目先の生活に目が奪われてしまう。昔はね、ちゃんと話を聞いてくれるカワイイ奴でした。うん、カワイイ奴でした。…あれ?どっちが可愛かったっけ?







< ボレロ >




「夫」の背後に蠢く暗さ。


それは拡大し、大きな世界を作りだす。





その世界に迷い込む男


男はこの世界のなかで肉体を獲得し、動きだすが、
そこに抱えられるのは「暗さ」と同居するようなエネルギーの噴出。

























< 愛の哀しみ >




「僕は、時間が止めればいい、本気でそう思いました。」
やや興奮気味に語り始める男。


「携帯電話は一体僕をどうしようというんだ?好き勝手に鳴って、止まって。出たところで僕をたいして幸福にしてくれない。」


「夫」に会ったという男。
「夫」は彼に孤独を教える。


「僕という存在は実は、なにか第三者に遊ばれている‘人生ゲーム’みたいな作りごとでね、作りごとだから僕がそいつの思いもよらない行動をとると、そこにはきっとボロがでるんです。」


「こんな風に。」

男は頭を壁に打ち付ける。









< STOP THE WORLD >




「私はある女の人に出会いました。その人はとても小さな人でした。歳は、何歳くらいだろう?不思議なんです。少女のように若く見えるときもあれば、見方によっては老人にしか見えない。」

男は、幾つかの人格を持ち、
それは激しい動きとともにひとつの集約点へとひた走る。








「どうしたら、時間を止められるのか!?」

時間は止まる。








< ケルコン >




世界はガラリと変わる。
男が現れ、内面の全てを吐き出すように歌う。






















< 二度目のオープニング >





オープニングと同じ風景が…。

それは何か懐かしさを感じさせるものがある。


男は、振り向くとその風景の中に消えてゆく…。



風景は男を飲み込んだかのように混沌としてゆく。
まるで、巨大な生き物のように。


‘光’が差し込む。


‘光’は上から下へ、ゆっくりと、まるで雪のように降り注ぎ、空間を優しく包み込む。











< 眼差し >




人影が…。


トゥーリーだ。


トゥーリーは歌う。

かつて「男」たちがいたその場所に。





あなたの瞳には太陽が見える
台風も、雨も、暗くどんよりした空も
あなたは自分の意思も分からぬまま
丘を登ったり下りたり
あなたが夢中になれるスリルなんてそこにはないのに
もしも追い求めるものがなくなったら
私の声を追いかけてみて
この薄汚れた街の暗さと喧騒の中で

ああボーイ、幸運に見放されたのね
それであなたは駄目になってしまう、怖いわ
慎ましく、憎しみにみちて、献身的
追い出されるまであなたはトリックでごまかしてた
風が身体を冷やし、いてつかせる
もしも追い求めるものが無くなったら
私の声を追いかけてみて
この薄汚れた街の暗さと喧騒の中で

運命はなんて過酷で残酷なのかしら
二つもの願いをかなえようなんて、なんておバカさん
あなたは自分自身を見失ってしまう
「ファイブ・スプリング(五つの泉)」シティはもう過去の街
ロトの妻が後ろを振り向いたときのことを思い出して
もしも追い求めるものが無くなったら
私の声でも追いかけてみて
この薄汚れた街の暗さと喧騒の中で

< 二度目のオープニング >




再び男。

甘美な時間。


男はバッグの中に、
ドレス、ハイヒール、ウィッグを詰める。
子供のように無邪気に。
玩具を手にするように。


名残惜しそうにその場を後にする男。


TVモニタが再び現れ…。



すべてが、もとの状態に戻される。

物語は、時間を経ても
同じ時間を再び紡ぐ運命なのだ。


END。




< カーテンコール! >










| 「恋愛大全集」舞台公開 | 22:32 | comments(217) | trackbacks(2) | pookmark |

真夜中工房





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熊谷知彦インタビュー「恋愛大全集−その創作の挑戦」

今日は自身初となるソロアクト「89年飛行」を来年に控え、定期的に本公演に向けたワーク・イン・プログレス公演(製作準備公演)「恋愛大全集」を発表する舞台俳優・熊谷知彦さんにお話を伺った。

― 熊谷さんが、ソロアクトを始めたきっかけはなんですか?

熊谷(以下K):そうですね...、自分の表現に行き詰った時期がありまして、このままやっててもしょうがない。役者やめようかとも思いましたが、どうせやめるなら、とことん自分のやりたいことやってやめたいなと。で、昔からやってみたい題材というかテーマがあったんですが、それを作品にしよう、それが上京して初めて暮らしたボロ家の大家さんをモデルにしたファンタジーだったんです。

― それがトゥーリーさんですね。前回プレアクト「トゥーリーのショー」拝見しました。面白かったです。今回はライブハウスではなくスタジオ公演ということですが、前回とは作風は変わりますか?

K:ありがとう。ええ、ガラリとね。台詞が増えました(笑)。それにダンス。まあ、僕はダンサーではないので、「ダンスで魅せる」という動きはできませんが、前回と同じく網代君の映像が壁いっぱいに映しだされるから、そこに隠れてコソコソとね(笑)。台詞がちょっとナンセンスなのでそれがナンセンスとして聞き取れるか、作家としては不安ですが、役者としては腕の見せ所です。それと、「ショー」の大事なパートナー、ピアニストのP子さん(早坂)も参加してもらって、歌うシーンがあるので「ショー」を彷彿させる部分があるかもしれませんね。でも作品の印象は全く変わるでしょうね。

― 今回はモデルの女性のお話ではなく、男達の物語だと聞きました。それにこのタイトル。意味深なんですが?

K:そうですね、今回は「ショー」の時に告知で無理やりタイトルを先に決めてしまったので、とても意味深に聞こえるかもしれません。僕は恋愛ベタだし、そういった方面で恵まれてもいないので、タイトルは決めたものの、「さてどーしよっかなぁ」って思いましたよ(笑)。「ショー」ではね、もうトゥーリーのお話は済んじゃたから、今度は大家のおばあちゃんのお話に出てくる男の人たちのお話にしよう、まるでおばあちゃんが、僕にその人達の物語を語ってくれたようにね。「恋愛」の場合は、僕自身も登場するから、そこら辺は3重構造かつナンセンスになってる。まあ、おばちゃん自身もユーモアセンスのある人だったし、ナンセンスな要素を背負って生きてきた人だから、きっとおばあちゃんも天国で笑って観てくれると思いますよ。

― 熊谷さんは現在、ご自身が所属していらっしゃるパパ・タラフマラの大きなプロダクションである「百年の孤独」(本公演は'05 12月世田谷パブリックシアター他で公演、'06から欧米ツアー)、そして遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」(本公演は'05 1月9日〜29日シアタートラム他で公演)、そしてこのソロアクト「89年飛行」と、同時期に平行して、三つものワーク・イン・プログレス製作作品に携わっていますが、これは狙ってのものなんですか?それとも偶然ですか?とても珍しい俳優ですよね。全部表現形態も違う。

K:本当に珍しい俳優ですよね(笑)。所在がないというか、欲張りというか。三つものワーク・イン・プログレス作品に参加してるのは偶然ですよ。まず、ソロアクトが最初にあった。それに遊園地の制作の方から連絡があり、「1年がかりの作品を作る」と聞いて「あ、奇遇だな」と思っていたら、実は前から決まっていたけど、僕は知らなかったタラフマラの3年がかりの大作「百年の孤独」が発表された。始めから全部知っていたら、当然このソロアクトがまず最初になくなっていたでしょうね。僕はそんなに器用な役者ではないので(笑)。


― 誰もそうだとは思ってないと思いますよ、最近の熊谷さんの活動を見てる人は。最後に「恋愛大全集」の見所をお願いします。

K:全部です(笑)。「ショー」もそうだけど、すべては来年の「89年飛行」本公演につながります。でも同じことはそのままやらないだろうし、自分の表現を探ってる段階だから、いろいろやる代わり、ボロがでる。でもそんなことに臆病にならずにノビノビとやりたいですね。観て感じ取って欲しいのですが、今回は大きなテーマを貫いてます。それが「ショー」とリンクしていくような構造を持ってますが、そこを観てもらえたら幸いです。もちろん「ショー」を観てない人でもその部分の読み取りは可能だと思いますので、是非観にきてください。


(2004年10月24日、埼玉県Tヶ島市某所にて。協力:高沢商店 聞き手:バロン藤島)

| - | 17:19 | comments(2) | trackbacks(10) | pookmark |

『恋愛大全集』創作ノート

以下、ここ最近『89年飛行』を知った方への創作ノートです。
このブログには載せたことない事実もあるので、隅々までこのブログをチェックしてくれた方も是非読んで見てください。

過去の記事はこのブログ下の、カレンダーを前に戻っていくと読めます。

<『89年飛行』の発端> 

 『89年飛行』はある女性の人生を非日常的側面から描く作品である。
 1999年春、僕は新潟から、東京中野区Nという地域に居を借り、舞台活動を始めた。とは言え、すぐに舞台に立てるはずもなく、まずは研究所からスタートということではあるが。Nという地域は中野のどの地域よりも家賃が安い地域だった。あるいはそうでないのかも知れないが、「僕が住むべき場所」はとても早く決まった。それが安かったからだ。6畳フロ無し、2万6千円。但し、一軒屋の2階で、大家との二人暮し。僕は即決した。早速、不動産屋の社員に連れられて会いに行き、そこで出会った襤褸家の大家が、とりもなおさず、『89年飛行』のモデルの女性である。とても小さなしかしにこやかな老女だった。
 その時既に80歳代半ば。彼女には家族が無かった。いや、かつてあったのだが、今は無い。そして、かつて、というのは、僕にはとても想像もできない遠い昔の「かつて」だ。たった一人の肉親、歳が十も離れた弟さんがいたが、年に3、4回来ると言った程度で、それほど日常的に付き合いのあるようには見えなかった。
 最初会ったときから、その外面からも漂う不思議さには気がついていたが、彼女の発する言葉には、当初疑いを持つほど、信じがたい物語が詰まっていた。それはとても魅力的で、まるで数十年もタイムカプセルに密閉され、地中でその輝きを潜めていたかのような魅力がある。それは僕の知的好奇心、表現者の卵としての好奇心をそそった。

 彼女の言葉は地中に埋もれた古代の有力豪族の墓の石室の側面に描かれた貴重な壁画のようなものだ、と考えた。これを話したら最後。もう二度と語られることはないし、一度語られた物語は時と共に風化して、いずれ無くなってしまうのではないか?(実際、僕が2年後この家を出ると、すぐこの女性は体調を崩し、「最後の物語」を病院のベットで夢見るように僕に託し、この世からいなくなってしまった。)僕は焦った。早くこの物語を「形」にしなくては。それは小説か、手記か、ビデオか、写真か、なにか資料集みたいなものか、慌てる僕は答えを簡単に見つけることが出来なかった。というのも、ある時期から、「物語」を話し終えるたび、女性は目に見えて老い、僕は酷く疲労してゆくような感覚が表出してきたからだ。



 2004年、僕はまだ東京で舞台俳優をしている。そして幸福なことに、幾人かの信頼の置ける先輩、仲間、ここ数年間で培ってきた舞台での表現を学んできた。そして、常々思ってきたこの「物語」の「形」をそろそろ舞台でできるのでは、と思うようになってきた。勿論、舞台という性質上、「物語」の事実を単純にお披露目しても面白くはないと思うし、僕自身、そういった嗜好性の舞台をやっていきたいので、女性の語った「物語」は、僕という人間を通した変容した「物語」として、舞台に立ち現れる、そんな舞台が『89年飛行』 なのである。

<『89年飛行』の過去と未来>

★プレアクト 悒肇ァ璽蝓爾離轡隋次
2004年6月29日、渋谷のライブハウス、PLUGにて。
老女の奔放さと熊谷自身を掛け合わせた女性キャラクターである「トゥーリー」をホスト(ホステスか?)に送るピアノと歌とTVモニタ映像と、MCのアクトライブ。
女性の出生、歩んできた半生をMCで語り、歌う。クライマックスは熊谷のキャラクターと女性の人生が交錯する。
後半はサービスの2曲で大盛り上がり!

★プレアクト◆慘愛大全集』
2004年11月6日、中野のスタジオ・サイにて
物語は、彼女の「物語」の登場人物、そして熊谷が新たに登場させる登場人物たちの物語。

★プレアクト『(タイトル未定)』
2005年5月?
再び女性自身の物語へ。おばあちゃん一人芝居?

★本公演『89年飛行』
2005年8月、都内某劇場にて?
どんな作品になるかは全く未定です。 銑のプレアクトを終えて、何をどんな形で「物語」るのかをかんがえようかと思います。

<『恋愛大全集』をどういう作品にするのか>

 現在10月20日。夜。このノートを綴りながら『恋愛』について思いを巡らす。まだ台本は完成していない。が、実はラストシーンだけはもう考えてある。
 10月2日に披露した小作品「毛の生えた究極の大地」は当初、『恋愛』の予告編のつもりで作っていた。しかし、たった20分の小作品にしては道具が多く、その扱いで収集がつかなくなっていたのは確か。それに、果たしてこれが、そのまま『恋愛』に繋がる物語か?という疑問があった。多くの要素と道具が錯誤しすぎている。過剰である。
 もっとシンプルでいいんじゃないか?それが、現在の考えである。

 物語は身体一つで語れる方が、よりパワフルで多彩な色を出せるのであないか?言葉もはっきりした方がいい。明確に。「トゥーリーのショー」ではないが、音楽も取り入れよう。道具は少なめだ。



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11月6日「恋愛大全集」ブログフライヤー

熊谷知彦ソロアクト「89年飛行」試行公演 その2

『恋愛大全集』



ある一人の女性をモデルに
その女性の数奇な人生を、非日常性の中から
抉り出すように描く『89年飛行』の試行作品の第二弾!!
『恋愛大全集』は、渋谷のライブハウスから、中野のスタジオにその舞台を移して、歌謡ショーからフィジカルワークへ。
アクト、ビジュアル、ダンス、ヴォイスが入り乱れるノンストップの50分。

今回は、物語を拡張させ、女性の周りを行き来する男たちの物語。

時間、人物が入れ替わり、立ち代り変容し、交錯し、
男たちの想いはやがて一つの大きなうねりをあげる。

6月29日の試行上演作品第一弾・ライブアクト「トゥーリーのショー」から4ヶ月、物語は大きな歪を描く!




出演■熊谷知彦  ピアノ演奏■早坂佳子
日程■2004年11月6日(土)20時〜(会場は15分前)
場所■中野スタジオサイ(中野駅北口より徒歩約10分)
料金■2,000円(全席自由席)
注意■演出の都合上、上演中客席を移動することがございます。
問合せ■ 筺03−3385−2066 サイ
     mail:toto-kuma@smile.ocn.ne.jp 熊谷


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10月2日は11月6日の予告編?

10月2日まで待ちきれない様子のオダギリくん

『毛の生えた究極の大地』


なんですか?それは?と思うじゃろう。ワシもソウ思うよ。
でもね、それがタイトルです。今度つくる作品のタイトル。

11月6日(土)に『恋愛大全集』をやるのだけど、10月2日(土)に急遽作品を「作らなくてはならなくなってしまった。」のです。だって普通ならやりませんよ、この時期に出演、しかも自分の作品をつくらなくてはならないなんて。だって、11月6日に同じ「どはちブレイク」の枠でやるのだし、なにせ、10月14日(木)〜17日(日)に麻布die pratzeで遊園地再生事業団の「トーキョー/不在/ハムレット」の準備公演があるわけだし。この時期に小さいと言えど自作発表なんて!

が、「どはち」に出演しなくてはならぬ。コレお上からの至上命令!ならば、やってやろうじゃないの怒りもともと普通に役者やろうなんて考えておりません。たまにパパタラ所属ということで、僕のことダンサー?と思っている人がいるみたいですが、はっきり言ってですね、僕は踊れませんし、ダンサーになろうなんて、微塵も思っちゃいないのです。「普通じゃない役者」を目指して奮闘してる訳ですからね、このくらいチョチョイノチョイでこなさなくてはならぬのですよ。で、勢い余って付けたのはこのタイトル「毛の生えた究極の大地」なのです。

「サン・テグジュぺリはエンジントラブルでサハラ砂漠に不時着した。数日間彼は、不毛のサハラの大地に抱かれ、迫り来る死の予感と対面しながら、ファンタジーを作り出す。これを奇行という人がいるかも知れないが、同時に人間の可能性と目的を具に観察する彼の洞察力は、行き先の分からない通信技術の発達とその弊害によって益々空洞化する我々現代人のコミュニケーションについて考えさせられる。20世初頭−単に人は飛びたっかた。そして21世紀の今はそういいきれないもどかしさを僕らは持ち抱えている。サン・テグジュペリは20世紀の「空の開拓者」の申し子として時代を背負ったが、彼の凄いところは、彼のファンタジーが空に逃げなかったことだ。彼のファンタジーはとても肉体的で自戒の心を忘れない。
 僕のソロアクト「89年飛行」のプレアクト第二弾「恋愛大全集」(11月6日スタジオ・サイにて)で、遂に飛行するお話に至る。僕の物語は事実とファンタジーを蛇行する。今回突然作品を作ることになり、はたはた困った。が、結局はこの作品のプレアクトを作る以外にないという結論に至った。プレアクトのプレアクト?11月6日の宣伝?そうなりますねぇ。えへへ。前回のプレアクトライブ「トゥーリーのショー」もお伽話風ではあったけど、あれは何よりかにより、「ショー」であることが大事だった。物語は二の次。だが、僕はこの作品に対してファンタジーであるという誇りを失わずに、「毛の生えた究極の大地」の住人としての抑制を保った物語を創作できるか、それが問題だ。」

 ああ、長かったですね。コレは当日パンフに記載されるだろう僕の作品コメント。つまりですね、「毛の生えた」は『89年飛行』プレアクト『恋愛大全集』の「予告編」的位置づけで、作品を作ります!
 で、『恋愛大全集』で遂にお話は「飛んでしまう」かけですから(トモヒコもついでに「飛んでしまう」という噂もありますが)、この「毛の生えた〜」はホップ、スッテップ、ジャンプの「ホップ」ぐらいは行かなくちゃならんので、やっぱり「飛ぶ」意識を持って行く為、飛行する物語として、サン・テグジュペリの自伝的小説「人間の土地」を参考にしているわけです。(トモヒコとサン・テグジュペリの誕生日が一緒の縁だしね。)

 恐らく、小学6年の夏から長年連れ添ってきたガットギター‘オダギリ’にも登場してもらうことになるでしょう。頑張れ、俺。頑張れ、オダギリ君。

〜公演情報〜

10月2日(土)20:00開演

「どはちブレイク企画」オムニバスシリーズ
場所:中野スタジオサイ
出演:熊谷知彦・池野拓哉・菊地理恵・坂田明日香・橋本礼
料金:2000円


豚なんとか、かんとか終わりました!(終わらせました?)「毛の生えた究極の大地」今回まず謝らなくてはならないのは、この作品は「予告編」ではなく、「試作品」なのだということに、本番が終わってから気がつきました!すいません。/今回は、前回「トゥーリーのショー」で主人公であるモデルの女性の半生をストーリーに盛り込んでいたのですが、「恋愛」ではそこから少し離れ、前回とはまた違う、サイドストーリー的物語のずれ方をやってみたかったし、何よりも今まで自分がしたことのない表現を盛り込みたかった。まあ、「毛の生えた〜」の台本が出来上がったのが本番4日前ということもあったが、どんな表現方法になるのか、なかなか絞りきれなかったのは事実。そんなわけで、自己の表現稽古の時間が全く取れず、非常にお寒い表現になってしまった。これは本当にスマナイ。しかし、これは「恋愛大全集」の試作品なのだと割り切ることにした。だって物語の構造は基本的に大きく変わることはないし、表現方法も「毛の生えた〜」を発展させていくことに変わりはないのである。むしろ、この期間に「恋愛〜」への道しるべができたことを幸いとしよう。/次回も参加することにお話している、ケイヴィグこと早坂P子さんからは、お叱りと、「いいところもあった」というお褒めの言葉もいただいた。またある方からは、「なんか凄かった」という声を貰う一方、「面白かった」との声は聞かれなかったし、むしろ、「台詞が聞き取りづらかった」、「物の扱いがこなれてなかった」という技術的(稽古で解消されることだよね)ご指摘をいただいた。僕は開き直る。そうだよ。だってこれは「試作品」なんだもの。「凄い」のは当たり前じゃない!だって、魂と金(特に風船)かけた作品だもの。後の多くのマイナス点については謝ります。ゴメンなさい。まあ、「恋愛大全集」を見てください。全てはここに集約するわけです。技術も魂もね。というか、集約するのは、来年の「89年飛行」本公演なんだけどね。

今回、コレだけは言える。僕はこの作品を作ってるとき、トンでもなく楽しかった!







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新章『恋愛大全集』突入!その前に…

『恋愛大全集』の話をしようじゃないか。

みなさん、ひさし振り。お待たせしました!
いよいよ、『89年飛行』も11月の第二章『恋愛大全集』に向け構想を考え始めたよ。前にも言ったとおり、『89年飛行』は「ある一人のお婆さんの物語」だ。(そういえば、この老女については、このブログで一度も説明されていないね。いずれ話すことになるけど、今いえるのは、実在する人物だったってこと)6月29日に発表した「トゥーリーのショー」は‘トゥーリー’という「私」を通してショー仕立てで「老女の物語」を描いたんだけど、『恋愛大全集』は複数の「僕」(男)が登場するお芝居テイストが発展した作品になると思う。その男達とは?どう「老女の物語」へと繋がっていくのか?トピックとしては「空を飛ぶ」ということかな。トゥーリーは出演しないけど、「トゥーリーのショー」で使ったテレビ君が人格を持ち始める?ッムムム。乞うゴ期待!

恐らく11月6日、中野のスタジオを使って発表の予定だけど、詳細がまだ煮詰まってないので、わかり次第ご報告します!

トゥーリーはどこ行った?

そう、でトゥーリーはなにしてんのか?彼女には来年の『89年飛行』本公演に出演いただくとして、それまで何してんの?トゥーリーに会いたいラブというアナタにビッグニュース!9月18日、新橋のライブハウスでイカれた伝説のロックミュージカル=ロッキー・ホラー・ショーのライブをすることになったよ。これはロッキーファンクラブとライブハウスの主催でおこなわれるイベントで、トゥーリーはトランスセクシャル星(性のない星)からやって来たイカれた愛の伝道師・フランクン・フルター博士役(おっと、主役じゃん!)で「ロッキー」の中から数曲歌い上げる。しかも生バンド演奏!観客だって「ロッキー」風に仮装して踊りまくり!凄いね、トゥーリー!

『ロッキー・ホラー・パーティー・ショー』

日時★2004年9月18日(土) 19:00〜
会場★新橋レッドペッパー 新橋駅から徒歩3分
料金★2,000円 +1ドリンク500円
主催★ロッキー・ホラー・ショー・ファンクラブ
| - | 07:29 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

「トゥーリーのショー」、来てくれてありがとう!



 来てくれたみんな、どうもありがとう!どう?楽しんでくれたかしら?70人くらいは集まってくれたわね。こんなに来てくれて、皆の前で歌えて、スゴイ楽しかったわ。ああ、ストレス発散!ってねぇ、本人が楽しんじゃって、もう本当ゴメンなさいっ。初めっから、終わりまで声援貰えるなんてとってもサイコーな気分ね。他にブッキングされていたバンドの方とも仲良くなれて、何だかちょっと得した気分。皆、楽しんでくれたようよ。ライブハウスの方も気に入ってくれたみたい。
 ただねぇ、来てくれた皆にちょっと悪かったのは、私が(というかトモヒコが)ライブハウスの仕組みをあんまり分かってなかった、という事。声が響く劇場と違い、ライブハウスは音を吸収する構造になっているという事を理解していなくって、モニタの映像に合わせ過去を語るシーンでのテープレコーダーから出していたBGMは全く聴こえず、その関係で音響に支障をきたしてしまい、お芝居のテンポが落ちてしまったこと、物語の終盤、生声で語ったお婆ちゃんのセリフが後ろの人には聴こえ辛かったという事は本当に、お詫びします。ごめりんこ。
 悔やんでも、しょうがない!また「トゥーリーのショー」やろうか?ねぇ、トモヒコ?今度はケイヴィグのピアノが堪能できるように生ピアノがあるジャズバーとかもいいかも。え?次は私の出番がない?なに、どういうコト?私であなたのソロアクトが成り立ってるんじゃない!!あ、コラ!痛い!なに、なんなのよ!あ、やめて。そ、それは私の嫌いな熊の置き人形!うわぁ、やめて、こっちに来ないで、クマァ〜!


トモ@ふ〜。最近の売れない芸人はこれだから困るぜ全く。すぐに調子乗る。しかし、なぜアイツ、クマの置き人形が嫌いなんだ?まぁいい。高校の修学旅行で長万部(オシャマンベ)で買ってきたコイツも使い勝手があったってこった。げ?げげげんちょ〜!!今気づいたけど、なんでこんな俺はこんな木版画チックなんだ!ぬおっ。全身墨だらけっ。いつの間に。アイツか、トゥーリーなのかぁ。ベトベトぢゃないか!ヨシ、復讐じゃ〜。

ああ、その前に。次回「89年飛行」のお知らせ。
2004年10月、「89年飛行」第二弾!!その名も、

「恋愛大全集 〜in the sky 〜」(仮題)

えー、レンアイ、レンアイだって〜?!
きゃー恥かしいぃ。

トゥーリーは出しません。本当に。
じゃ、誰が?ほら、ボクですよ。目の前にいる...ん?
んげげっげんちょ〜!



いや、誰だかわからんよ。全く。
*@にゃろー、#まてぇ、ト%−¥!

★来週から「89年飛行紀行」スタート!(の予定)です。
| 「トゥーリーのショー」舞台公開 | 07:07 | comments(7) | trackbacks(9) | pookmark |

物語は終わる。それでもショーは続く!

  さあ、ここからは只只元気になるための道筋!ザッツ・エンターテイメント。大好きなロック・ミュージカル「ヘドヴィグ・アンド・ザ・アングリーインチ」から「ウイッグ・イン・ア・ボックス」。落ち込んだ時に、途端に元気になれる曲だ。歌の途中からホワイト・ウィッグ、キラキラのレッド・スパンコールコスチュームへ。王道ね。
走り回る、歌う、語りかける、ウインクする。なんだかもうてんやわんや。
最後は、ジャズのスタンダードをロックテイストにアレンジした「チャタヌガ・チュー・チュー」。ケイヴィグのヘビーで高速な演奏がなんともゴージャス!

「チャタヌガ・チュー・チュー」
詞:トゥーリー、曲:ハリー

今夜は、ここでお別れ
チャタヌガ チュウ チュウ テュルルル
さあさあ、これから夜の街へ
グラス 片手に持って
ドンペリ 頭浴びて
次のお店、どこにしようか?

燃えてる皆は King & Queen
歌えや踊れの乱痴気
腰フリフリ、腕上げて
我を忘れてシェイク、シェイク、シェイク
「終電あるの」は止めて
始発があるから大丈夫
夜寝れなきゃ、昼寝りゃいいじゃん
歴史は夜に造られる

今夜は、ここでお別れ
チャタヌガ チュウ チュウ テュルルル
ねえねえ、なんだか 寂しいじゃない
マイク 片手に持って
あなたに 軽くウインク
それが再び 会えるサイン

朝が来れば、つらーい事ばかり
だからわたしは楽しい夢を見る


| 「トゥーリーのショー」舞台公開 | 06:47 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |

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